ラッキープラネット

推しがいるこの星はラッキープラネット

声優のオーディション受けてきた

面白半分で受けたし落ちるとわかってても緊張する。終わったいまでもまだ顔が熱くて高揚してる。なんなら落ちるとわかってても、とここに書いているけど、どっかで受かるような気もしてる。いや受かんないけどね。普通に考えて受からないけど、理屈と関係ないところで受かる気がしてる。でもそんなもんだと思う。自分の気持ちはそうとして、ここで受かっても落ちてもいい経験だと思う。受かったら受けて良かったし、つぎの審査が待ち受けている。そこでまたふるいにかけられる。落ちたら、他人にとって自分は大した人間じゃないって知ることができる。それはそれで、気が楽になる。生きる上で期待や可能性をそそのかされすぎて、人生の苦労の大半って、その目に見えない期待や可能性の重圧へのしんどさってときある。それが軽減される。だからきっと落ちたらそれなりにがっくりくるけど、気は楽になる。ひとはみんな自分の人生を生きてるけど、自分の人生が肥大しすぎるとひとは疲れる。私は気づくと人生が肥大しがち。うまくいってるとかいってないとか関係ない。勝手にフツフツと肥大する時期がある。暇なのか?散漫なのか?あと漠然とギャンブルがしたくなるときがある。そういうとき、たぶん昔は仕事をやめてた。でもいまの仕事はうまくいってるし、こどもがいるからどの道やめられない。仕事を辞めれなくて発散できなかったギャンブル欲がオーディションに行ったのかもしれない。いや、普通に資格取るとかしてよ。そこは。

総評としては楽しかった。ひとまえで台詞を読んで評価をされて。自分のために業界人が時間を取って、ボイトレもしてねえ34歳の子持ちのちょっと声優に憧れてるくらいの私の声を聞いてくれた。それだけですごいことだし、大勢の熱気に揉まれたのも楽しかった。良い経験だった。

オーディション受けるほど声優になりたかったの?って聞かれたら、え?みんななりたくない?って返す。みんななんかそういう非日常なものになりたいって妄想するでしょ?っていう。その程度のアレで受けました。申し込んだらオーディションしてくれるっていうやつだったからさ〜。